弊社ホームページをご覧になった方から、ブログの内容が分かりやすいと言われました。お褒めの意味で言われたので、ありがたいお言葉でした。本日は、分かりやすく心がけていることと、そのリスクについて、考えてみます。
まず、心がけているのが、短文化です。一つのセンテンスは100字以内程度に収める工夫をしています。長い文は、目で読む場合は理解できますが、頭で読む場合には理解しにくいようです。記憶に残すためには、短文の方が向いているようです。
次に、一つのセンテンスの中に、主語と述語は一つずつにすることを心がけています。人は、普通に頭で組み立てた文章を記述すると、主語が二つあり、述語も二つずつになりがちです。例えば「私はテレビを見ていたが、彼女は風呂に入っていた。」ようなセンテンスです。
最後に、形容詞と形容動詞は極力少なくするようにしています。これは実践するのが難しいです。人は、表現を誇張しようとして気づかぬまま形容詞と形容動詞を頻繁に使う傾向があります。私も以前は、そうでした。形容詞や形容動詞がないと真実が伝わらないと言う方がいますが、一度外してみて下さい。十分に伝わっています。
ここで、分かりやすい文章に対するリスクについて、考えてみます。分かりやすいことが、理解していることとは限りません。正確には、分かったつもりになっている状態です。特に、文章が伝えたい内容が深い場合に起こりやすいようです。
実際に、ご面談いただいたお客様から、会って話をしてみて良かったと言われます。私が説明を詳しくしたのではなく、意見交換するうちに、お客様の頭の中が整理されてきて、理解度が深まったものと思われます。分かったと思った時は、分かったつもりのリスクがあることは、知っておきましょう。メリー・クリスマス!



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