品質の均一化

a group of people wearing white clothes

多くの企業のホームページには、高い品質の商品やサービスを提供して、お客様の安心・安全をお守りすると宣言しています。本日は、品質の均一化の取組みについて、考えてみます。

同じ企業が販売する同じ商品は、顧客は商品の品質は均一と思っています。しかし、現実には担当者の知識や知見レベルに差が出ます。品質を均一化すれば、お客様の不安の解消に繋がり、お客様の人生に寄り添った商品提供などの新たな付加価値を提供する高品質企業になります。

品質を均一化するには、まず現状の実態を把握します。次に、現場の意見を取り入れつつ、誰でも可能なレベルの自社モデルを策定し、マニュアル化します。最後に、教育・管理・指導を繰り返します。チェック、自社モデルというアクションを起こすために、マニュアル化して教育するという順番です。

企業は、ステークホルダーから健全な規模拡大を求められています。均一化を疎かにすると、自社の品質レベルの把握ができず、ブランド価値を確立できないばかりか、企業理念と異なる事業になります。

また、他にもメリットがあります。業務が均一になることから、異常値があれば気づきやすくなり、不祥事の早期発見に役立ちます。異常値に気づく仕組みがあるのが大切で、企業ブランドを揺るがす不祥事を起こした企業は、ぬるま湯のまま気づかないという共通点があります。

企業がぬるま湯にならない為には、品質の均一化を図りつつ、自社の品質レベルを把握する仕組みを作り、品質向上が規模拡大の要因であることが社内で浸透するまでは、トップダウンで進める必要があります。当センターでは、そのためのご支援やご相談を承っています。ぜひ、ご活用ください。

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