経営者向けご相談

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本日は、弊社における経営者向けご相談の進め方について、ご説明します。まず、企業理念や経営理念を伺います。ホームページなどに掲載していれば、事前に拝読してから始めます。経営者が目指す姿、当該企業がなりたい姿をご自身の言葉で語っていただき、貴社の存在意義を再確認します。

一般的に、企業経営者は、自社が法律や規制に違反することを避けたい、社会の批判を受けたくないと考えています。その為に、目指す姿に対する阻害要因は何か、どういう法律違反や規制違反の可能性があるか、自社の常識が社会の非常識になっていないか、などを把握していきます。

次に、企業を取り巻くリスク状況を大まかに把握して、リスクマネジメントと危機管理の重要性について、お話します。業種、規模、外部環境などにより、リスクの種類や総量も異なることから、意見交換しながらマネジメントすべきリスクについて、お互いの理解を深めていきます。

企業によっては、既に発生した不祥事や不正行為があり、その再発防止策が十分でないと経営者が考えている場合があります。弊社では、損害保険会社の本社内部統制部署での知見を生かして、不祥事の発生原因分析の掘り下げ、それに呼応する再発防止策の策定について、ご支援します。

また、一般的な不祥事や不正行為は、繰り返し行われます。初めのうちに見つけていれば、兆候を把握してけん制していれば、点検監査する仕組みがあり機能していれば、最小限の被害で収まった可能性があります。

その発生原因解明には、不正行為者の同僚や上司などへのヒアリングが大切です。どうやって行うと心を開いてもらえるか、掘り下げていく際の留意点などもついても、アドバイス差し上げます。

具体的な事象が発生していなくとも、仮想の不祥事や不正行為を未然に防ぎ、万が一起こったとしても早期に発見できる仕組み作りや、仕組みを機能させる為の社内風土の醸成などについても、一緒に考えて、貴社の社風や文化に近い手法を考えていきます。

決して、正解ありきのお話ではないことから、どうしたら未然に防ぐ取組みや仕組みが、継続して実効性あるものとなるか、その辺りがポイントになります。一度で完了しない場合には、ご要望があれば、次の機会に再び継続してご支援することもできます。

そうやって、意見交換しながら、企業理念や経営理念の実践に近づくための阻害要因を極小化していき、強い仕組みや風通しの良い風土を醸成しながら、コンプライアンス経営を進めていくことになります。

これ以外にも、経営者向けの社外相談役の役割も承ります。定期的にオンライン面談して、その都度お持ちになっている課題認識やリスク認識を確認しながら、課題解決に向けてご支援させていただきます。まずは、ホームページの「お問合せ」より、ご要望などについてご連絡ください。メールにて返信させていただきます。

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