親と子のリスク

shallow focus photography of woman on rock formation

最近、マイナーな男性アイドルやカフェの店員と話をしたり、写真を撮ったりできるサービス業が、都市部の繁華街で流行っているそうです。のめり込んでしまう女の子が、自分だけの推しメンを作り上げて大金を投じていき、家のお金を持ち出し始めるなどの事態が発生することがあります。一方、両親が突然に、虚言、徘徊、万引き、痴漢、盗難被害を疑うなどの事態が発生することもあります。

いずれの事態も、初期の症状(事象)では、何とかして家族内で解決や再発防止に取組もうと知恵を絞ります。その段階では、同僚や上司は事の変化に気付くことは、ありません。事態がエスカレートすると、ご家族の心配は大きくなります。この段階では、仕事に影響が出ることはありませんが、家族でできる限界のようです。

企業としては、いつ従業員の家族にどんな事態が起きるか予定できません。一定数の従業員がいる企業は、一定の確率で親と子のリスクが生じると考える必要があります。初期対策としては、家族が相談する先を教えることに尽きると思います。

イントラネットに、家族に何か起きた場合に相談する窓口の一覧がある場合は、検索でヒットしやすい文言に見直しておく、最新の情報に更新しておくことも対策になります。初期の事態では、非行や介護などの検索キーワードでは、検索しません。ご家族にとっては非行ではないし、介護が始まった訳でもないからです。このようにワードの見直しを行うだけでも、使用価値が向上することがあります。

従業員とそのご家族が、崖っぷちに置き込まれる前に、新年度の環境変化が一区切りついたら、親子のリスクについても、情報更新を兼ねて、自社のツールを見直しておくことも大切です。

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