PDCAサイクルは、PlanーDo-Check-Actで構成されています。このPDCAを回していくという趣旨について、ご説明します。まずルールや仕組み、業務フローや進行計画を立てて・・・と始めようとする方がいます。中には、企業理念以外に、公に宣言する文句を考え出すことから始めようとする方もいます。しかし、多くのビジネスには、ルールや仕組み、業務フローや進行計画が、既に存在します。それゆえ、PDCAの「P」から始めると、既に存在するルールと新たに作成したルールが混在してしまいます。
当センターでは、「C(Check)」から始めることをご提案します。仕事には、必ず何かしらの課題や理念があり、裏付けされています。課題認識や気づきを把握して、それに対する改善を始める。改善にあたっては、仕組みやルールの見直しが必ず必要になるので、自学自習したり教育を受けたりしながら、課題可決に繋げていくというストーリーがPDCAサイクルと考えています。
例えば、当センターの場合は、こんな具合です。コンプライアンス経営や内部統制に関するお悩みあり、学び直したいと考えている経営者がいる、体制整備への理解が十分でなく、保険会社の指導に納得できないという保険代理店主がいるという事実を把握(Check)しました。そこで、その課題を解決するために、当センターを立ち上げる(Act)ことにしました。
そのためには準備が必要なので、事業の目的を果たすために必要なルールや仕組み(Plan)を作りました。次に、それに見合う業務知識を習得し(Do)、足りない点は書籍や講演により補いました。また、ホームページ、ブログなどのSNSに関する知識は、書籍やセミナー参加にて習得(Do)しました。ただ、実際にお客様が求めているお悩みやテーマは、常に変動しているので、ホームページにてアンケートを行い、ニーズを把握することとし、必要に応じて新たな取組みを行うことにしました。
この活動を継続することで、PDCAサイクルが機能していくと考えています。



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